ワシントンの さくら祭り始まる

ワシントンの さくら祭りが昨日の3月20日から始まった。
今年は日本から桜が移植されて100周年の記念の年。
正確には尾崎幸雄東京市長が桜を贈呈して100周年の年である。

ワシントンのさくら祭りは盛大に行われる予定であるという。さらには全米各地には、
桜が植樹される、と 日本経済新聞3.21付けは報じている。

 桜の返礼として、アメリカからハナミズキが贈られた。

このハナミズキの原木は
東京の野方苗圃で、大切にされて、原木の実生から愛情をこめて育苗をされた嶋崎幸吉翁がおられる。
育苗の名人と尊称された幸吉翁のご命日は、3月8日。この日、ご親族さまの許可のもと墓参が叶えられた。
中野ハナミズキの会員で作詞家:大門高子さんは、
幸吉翁のご親族さまと、墓参ののち、いろいろとお話ができたそうだ。
翁のイメージをすこしは描けたかとおもわれる。
お話しのなかで、
やはり、幸吉翁はハナミズキの苗を、退院される人で欲しいと申し出た人にはハナミズキの苗をプレゼントをされておられた。
 当時の野方苗圃の傍には、国立療養所中野病院があり、結核患者を慰めてくれたハナミズキの花であったそうだ。
不治の病といわれた時代だけに、退院時に苗を頂けた人は、格別の思いを抱いたことだろうと推察する。