映画・・・・高峰譲吉 アメリカに桜を咲かせた男

2011.5.28から全国で順次上映されるとのこと。ぜひ、みていただきたい映画です。

高峰譲吉役に長谷川初範さん、
高峰譲吉の親友:科学者の桜井錠二役に 篠田三郎さん。
高峰譲吉の理解者:渋沢栄一役に 松方弘樹さん。

金子堅太郎役に渡辺裕之さん。
高峰譲吉の妻役に ナオミ・グレース
映画創作上の作家役に 田中美里さん。

シドモア女史役にハニー・ローレンスさん。



私の感想:さくらのようにうつくしい女優田中美里さんは印象にのこった。
化学者の高峰譲吉が人のために働くことになった思想の始源に、金沢藩での農民一揆「泣き一揆」がある、とのメッセージは、よく伝わったとおもう。が映画のタイトルがきになった。高峰博士は、そのような自己顕示欲がつよかったかどうか。そっと、資金面で支えられた奥ゆかしいお人ではなかったかと思うのですが・・・。東京市長からアメリカに桜を贈ることにしたのも、そのあらわれかと、思うのですが・・・。

アメリカに桜を咲かせた女性のシドモア女史を、もっと全面にだしてほしかったし、尾崎行雄さんの影がうすいようにみえて心配した。豊田佐吉さんにはそれなりの時間を割いた映画つくりでしたが、咢堂翁やアメリカでのサロンに集った新渡戸稲造、シドモア女史などをもっと描いてほしかった。

それにしましても
さくら100年を迎えるときに、タイムリーに
市川徹監督がチャレンジされたことに感謝もうしあげます。
主題歌の歌手の白井貴子さん、ありがとう。

※姉妹編に映画『さくら さくら』市川徹監督。