櫻の花は   高雅優麗

 願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ
                               西行
西行法師が 櫻を愛でたことは
誰もがみとめることと思う。

牧水 もまた日本各地をめぐり、櫻花を詠んでいる。

新渡戸稲造は 櫻の花について
著書『武士道』(岩波文庫 2010年12月 第96刷発行 146頁)で以下の如く
  〈高雅優麗〉である、と記している。