新渡戸稲造博士 と シドモア女史

新渡戸稲造博士は サクラを アメリカに移植させたい
と強く望むシドモア女史と交流があった。

シドモア女史は
新渡戸の著書『武士道』を、読み、ますます、日本びいきになったのだろう。

シドモア女史は四国・松山で収容していたロシア捕虜への日本人の扱い方から、
〝武士道〟をふかく認識したのではなかったか。

『武士道』(矢内原忠雄訳 岩波文庫 119頁 第96刷発行)には、
老子は怨みに報いるに徳をもってすと教えた。しかし正義〔直〕をもって怨みに報ずべきことを教える孔子の声の方が遥かに大であった。》とある。

ハナミズキの並木が日本国内で増えている背景には、秋葉ヒロシマ市長の呼びかけが大にちがいないのだ。が、さらに遡及すれば
老子の〝以徳報怨〟。

かつてアメリカにおられた秋葉さんなら、新渡戸稲造の『武士道』を英語版の原著で読まれておられよう。
ハナミズキの秋葉スピリットが
日本人に受容されてゆくことはうれしい。