荒川 と  ポトマック川 は  姉妹河川

『荒川 169キロのみちのり』(さきたま双書)の抜粋が、中野の木村さんからおくられてきた。うれしい情報であった。
 荒川 と ポトマック川が 姉妹河川であるというのだ。
姉妹都市・・・は よく耳にするが、姉妹河川の存在。
 尾崎行雄東京市長さんがアメリカに桜をおくられたことが遠縁となり、ポトマック川と姉妹河川となった。
さきたま出版会、平成8年2月刊の前述の書物から引用してみよう。
熊谷市の荒川左岸。荒川大橋たもとの河川敷にはラグビー場やソフトボールグラウンドなどのスポーツ施設、県民釣り場などがあり、市民の憩いの場となっている。荒川堤防沿いは、四百本のソメオヨシノが二キロにわたって植えられており、「熊谷の桜堤」として慕われている。1990年には日本さくらの会(会長・桜内義雄衆議院議長)から「さくら名所百選」にも選ばれた。・・・・中略・・・・・ポトマック川が、姉妹河川として提携することになった。1996年春の正式調印へ向けて、プロデュース委員会が準備を進めている。・・・・中略・・・・・姉妹提携は、荒川放水路通水七十周年を迎えた建設省と創立三十周年を迎えた日本さくらの会が埼玉県や東京都などに呼びかけ、1994年夏から提携に向けて準備してきた。
「さくらの日」の一九九五年三月二十七日、提携構想記念式典が桜堤近くの熊谷市立文化センターで開かれ、日米の関係者が多数出席。式典後、桜とハナミズキを記念植樹した。〉
 ここで、注目したいことは、桜とハナミズキ
が対になって捉えられていることである。
さらに、さきたま双書(編集者は毎日新聞浦和支局)からの引用をおゆるしねがいたい。
尾崎行雄スピリットを若者にバトンタッチする視点が描写されておると思います。
〈日米の小学生四人は、「ポトマックと姉妹河川となるために、子供たちが流域大使になります」と宣言した。
姉妹提携の発表を記念して、約一カ月間、「第1回流域交流荒川フェエスティバル95」を川越、熊谷、川口、秩父の各市と長瀞町で開き、コンサートやミュージカルなどで荒川流域の人たちに提携をPRした。・・・・・中略・・・・  姉妹河川の正式調印は1996年3月27日、熊谷市で行われる予定。荒川を介して、国境を越えた交流への期待が高まっている。〉

その後の関連報道をみてみたい。
東京都足立区での取り組みである。以下に後日、ご紹介したい。