潘国連事務総長、ルース米大使の広島訪問を     歓迎します

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長
ルース駐日米大使
の 8月6日・ヒロシマ平和記念式典、ご参列を歓迎します。

先ほどの TVニュースによると、
広島平和記念資料館元館長さんは、ルース駐日米大使さんのことで「謝罪しろとはいわないが、亡くなった被爆者に手をあわせてほしい」と言われたかと思う。そして、「遅きに・・・」ともいわれた気がするが、私は、そのことでは、米国政府の広島訪問が早い、遅いぞとかを 問おうとは思わない。むしろそのお気持ちになられたことが、人道上の日米関係構築の 出発点になるのではないかとみたい。
かつて大量破壊兵器をもっている、と言いたてて攻めこみ、イラク国民はどれほどなくなられたことでしょうか。
攻め込んだその国の 代表として、ヒロシマに参列されるのです。原点に立ってくださるのです。原爆使用が人類を地球を滅亡させるものかどおかも、謙虚に見つめる機会になれることを、祈りたいと思います。

潘基文国連事務総長さんは「被爆者がまだ生きておられるうちに、核兵器廃絶に向けた道筋をつけよう、我々は行動しなければならない。政治的にも道義的にも、できるだけ早くゴールを示す責任がある」と訴えられたと思う。潘さんは
韓国人被爆者慰霊碑にも献花されるとのことだ。。私の記憶では慰霊碑はしばらく平和公園からはずされていた歴史があったと思うが、日本人としても感無量なことである。

 私は最近、米留学のR君の手紙を見せてもらった。文面には、「アメリカ国内では、日米戦争で核を使用したことは正しかったとの認識の方が、根強くおられます。」とあった。
このような国内事情のなか、勇気あるご参列とおもいます。
オバマ大統領のご決断、ありがとうございます。

ルース駐日米大使さん、広島で被爆者のナマの声をきかれたり、広島平和記念資料館を見学されますこと、私は切望いたします。

日本人として怨み、怒りをぶつけることより、被爆の実相を見ていただくことが 慰霊になるのではないでしょうか。
仇討ちより和解の手をさしのべて、負の連鎖を断つことが肝心かと思います。

徳をもって怨みに報いることこそが 平和な社会を築けましょう。

私達は 桜とハナミズキをもって草の根で日米友好をおし進めてゆきますが、
秋葉忠利市長さんの訴え、広島にハナミズキの並木道をつくろう、の精神があればこそ、アメリカ大使さんの広島初訪問が可能になったのだと思います。