羽根沢苗圃

東京の羽根沢苗圃(渋谷区)は、野方苗圃(中野区)と双璧といわれた。

どちらの苗圃も
アメリカからいただいたハナミズキ原木から 苗をそだて繁殖させた。

羽根沢苗圃には                  
     峰与志彦さんの調査によると、
     ●5本の 紅花種
     ●15本の白花種
         があった。

野方苗圃の白花種4本の原木は
日比谷公園の5本から 移植したものである。

羽根沢苗圃はそののち、学校建設(都立広尾高校)で昭和27年に廃園となった。廃園の際、原木はどこぞにか 移植されただろう。
日米友好の視点から、薪にして燃やした、とは考えにくいことである。
野方苗圃廃園では、ハナミズキ井の頭公園に移し替えられた。
羽根沢苗圃のハナミズキよ、生きていてほしい。